桜満開SP・北斗四兄弟の謎
2025-04-07
カテゴリ:その他
興味ある人のみ
こんにちは、統括施設長の田原です。
今日の記事は本当は春休み期間中にアップするつもりで春休みSPにしたっかのですが
あれよあれよしてる間に、昨日で春休みも終わってしまったので桜満開SPにしました。
(本当にどうでも良い)
今日は北斗四兄弟の謎というか、ちょっとした疑問の考察です。
いつもながら興味のある方だけどうぞ!
北斗の拳は壮大な後付けの物語です。
これは原作者の武論尊先生も公式に認めており、
先生曰く「先のことは何も考えていなかった」と答えておられます。
しかしその場その場の思い付きでよくあそこまで壮大な物語が完成したものだと
感心させられます。
特にリンが実は天帝だったので、知らず知らずのうちにケンシロウが
リンの側で守っていたという設定は後付けながら
まるで伏線回収のような素晴らしさでした。
しかしその天帝編後に始まる修羅の国編ではさらに物語が壮大になり
矛盾が生じてしまったのも事実です。
その最たるものは、北斗宗家の誕生でしょう。
北斗には宗家と分家が存在し、現在の宗家はヒョウ、ケンシロウの実兄弟。
分家はカイオウ、ラオウ、トキ、そして妹のサヤカの四兄妹です。
北斗神拳伝承者は当然宗家から選ばれます。
しかしヒョウは宗家の血が薄く脆弱という理由から
(どこを見て薄いと判断されたのか謎ですし、成長したヒョウはとても脆弱とはいえず
メチャクチャ強いです)伝承者は恐らくケンシロウと
ケンシロウが赤子の時から言われていました。
はて?それでは何故、ラオウとトキに加えジャギまで
伝承者争いをさせたのでしょうか??
まずラオウとトキはわかります。
ケンシロウに才がある事がわかっていても、当時ケンシロウはまだ生まれたての赤子。
時は第三次世界大戦と思われる核戦争が勃発しようとしていた時です。
そのような時代、いくら北斗の血を継ぐ者でも赤子がすくすく成長できる保証は
ありません。
もし宗家の血が途絶えたら分家が継ぐのは当然のこと。
であればラオウとトキという天賦の才がある二人に北斗神拳を教えるのは
当然の事でしょう。
しかしここで一つ疑問が。それはジャギの存在です。
ジャギは見様見真似で南斗聖拳を覚えたり(おそらくシンの南斗孤鷲拳を模した模様)
北斗羅漢撃というオリジナル奥義を習得したりするなど
普通の人に比べれば才溢れる傑物です。
しかしラオウ、トキ、ケンシロウという超天才と比べれば
どうしても見劣りしてしまいます。
そんなジャギが何故伝承者争いに参加出来たのでしょうか。
まぁキムという男もケンシロウと一緒に修行していましたので(才なく途中で破門)
始めは町の空手道場のような感じで誰でも北斗の門を叩けたのかも知れません。
しかしいくら何でも最後の伝承者候補までジャギを残す必要性がわかりません。
リュウケンがその才が開花するのを期待していたというのがセオリーと思われますが
ここで一つ嫌な予測を立ててみます。
それはケンシロウの踏み台にされたのではないかという予測です。
ケンシロウは北斗宗家で才能もあります。
しかしそんなケンシロウでもラオウとトキという圧倒的な天才二人の兄を相手に
伝承者争いをしないといけません。
そんな偉大な二人にケンシロウが気おくれしてしまう可能性もあります。
事実ケンシロウは伝承者はトキが良いと思っており、もし自分が伝承者に選ばれても
即座に時に伝承者を譲ると言っています。
(しかしトキが死の灰を浴びた為、これは実現できませんでしたが)
そこで後から修行を始めたケンシロウが取り敢えず乗り越えられる相手として
ジャギを残したのではないかという疑惑です。
もしこれが事実なら、リュウケンは相当罪深い人となります。
ジャギとて初めからそこまでひねくれた性格ではなかったでしょう。
しかし偉大な兄二人に加え、才能あふれる弟の猛追を受ければ
誰だって腐ってしまいます。
あぁジャギよ。
あなたが北斗の門を叩かず、泰山〇〇拳や崋山○○拳
もっと言えば南斗聖拳を学んでいれば、ひょっとすると拳王軍や聖帝軍の大幹部になり
いっぱしの人物になっていた可能性もあったのに…
しかしそれでもいつかケンシロウと激突し敗北したかも知れませんが
それこそケンシロウの強敵(とも)になっていた可能性大です。
パラレルワールドの世界で、腐らず真っ直ぐ成長し
ケンシロウと対等に闘うジャギの姿が見たいものです。
しかしこんな悲しい考察をせず
ここはやはりリュウケンが才能の開花を待っていたと思うべきでしょう。
という事でいつもながらの妄想記事でしたが
こんな楽しみが漫画にはいくつもあると思いながら
「ひこぶろ」一発目の北斗記事でした。
